写真提供・月刊アレコレ

KOTARO NAKANO

中野光太郎 1966年 群馬県桐生市出身

群馬県立桐生高校卒 早稲田大学第二文学部中退

早稲田大学演劇研究会会員(1986~1991)

27歳で家業を継ぐ形で着物業界に入り、桐生織を中心とした着物の企画・販売に従事。30歳の時の大病をきっかけに、自ら染織作品を制作するようになり、以後、独自のデザインによる着物や帯の創作を続けている。

2006年、東京・目白にカフェを併設した着物サロン「花想容」を開設。着物販売にとどまらず、文化や芸術を通じた交流の場づくりに取り組む。2018年に目白店を閉じた後は、文京区本郷へ拠点を移し、創作活動、着物の相談業務、染色教室の運営を行っている。

現在は、絞り染めを中心とした独自の表現「中野絞(なかのしぼり)」による着物や帯を制作。自然や光、風景から着想を得た作品を発表し続けている。

また、着物文化の新たな発信にも力を注ぎ、2015年にスタートした「わーと日本橋」、その後継事業である東京キモノショーの立ち上げから携わる。現在は東京キモノショー実行委員長として、産地・職人・小売店・愛好家を結ぶ日本最大級の着物イベントの運営に取り組んでいる。

近年は長野県御代田町に創作拠点を整備し、森と光をテーマにした染色活動や滞在型文化体験の構想を進めている。着物を単なる衣服としてではなく、日本人の感性や美意識を伝える文化として捉え、国内外へ向けた発信を続けている。